Indigo - 藍 -

Indigo - 藍 -

あをによしならのみやとは咲く花のにほふがどとく今盛りなり(万葉集)

日本のあを(青)の文化(ジャパンブルー)は、奈良時代に既に躍如。

平安時代の藍の青の衣服は、記録・絵巻にて現存しております。

現存する藍の青の衣服の中で特筆されるのは、徳川家康の辻ヶ花染小袖(重要文化財)です。この小袖の再現を考えた人が徳川美術館長の徳川義宣。

昭和40年少し前からとりくみ、昭和63年に完成させました。

完成させた職人は、阿波(徳島県)の藍師(すくも職人)佐藤昭人(無形文化財)と藍染師 矢野藍秀(佐藤昭人の娘の夫)。

 

 

佐藤昭人は、歴代継承してきた「白花小上粉」(江戸から明治に継承した時、「瑞一(ずいいち)」と言う評価を得た)という藍を日本で唯一今も栽培し、すくも(藍を発酵させたもの。藍染の原料)をつくっています。

この阿波の藍師佐藤昭人のすくもで、藍染師矢野監秀が染めた青です。

ー藍秀の会社は、有限会社本藍染矢野工場です。