「天女の舞」を手がけている、伊予織物株式会社の赤川です。
私たちがこのスカーフブランドを運営する理由や、
その背景にある想いについて、少しお話させていただけたらと思います。
自然の力をまとう、ということ
徳島には、昔から藍の文化があります。
なかでも「天然灰汁発酵建」という、歴史のある伝統的な藍染は、
自然の微生物の発酵によって生まれる、まさに“生きた染め”。
私はこの藍の甕に出会ったとき、
布を染めているというより、自然と対話しているような不思議な感覚を覚えました。
ただのスカーフではない、“想いをまとう布”
私たちが使用しているのは、世界でも極めて希少なオーガニックコットン。
大阪の老舗によって、まるで霧のように繊細な糸へと紡がれ、シルクの伝統地・山梨で、職人の技によりスカーフとして織り上げられます。
その生地を、徳島の藍で染める。
化学薬品は使わず、自然の力だけで、何度も何度も染め重ねる。
同じ色は、二度と生まれません。
すべてが自然のまま、唯一無二の一枚です。
“日々を丁寧に生きる人”のそばに
「天女の舞」は、派手な主張はしないかもしれません。
けれど、まとう人にそっと寄り添い、心を静かに整えてくれる。
そんな布でありたいと願っています。
何気ない日常を、少しだけ特別に。
そんな瞬間をつくる一枚を、あなたの元へお届けできたら嬉しいです。
これからも藍と、自然と、手仕事と向き合いながら、
丁寧なものづくりを続けていきます。
どうぞ、今後とも「天女の舞」をよろしくお願いいたします。
伊予織物株式会社
代表 赤川